1. インストール

ScalikeJDBC を使った Scala のプロジェクトの始め方について簡単に説明します。ここでは sbt を使った例を示します。

Scala

Scala 自体は JVM 上で動作するため JDK が必要です。もしインストールされていない場合はインストールしておいてください。

sbt

sbt は Scala でデファクトスタンダードになっているビルドツールです。

sbt の起動自体は sbt-launch.jar を java コマンドで起動するだけですが、Mac ユーザの方は MacPorts や

port install sbt

Homebrew でインストールするのが簡単かと思います。

brew install sbt

Windows や Linux ユーザの方は公式サイトから zip ファイルなどをダウンロードしてきて設定してください。手順の詳細は上記の sbt 公式サイトにガイドがあります。

ScalikeJDBC を追加

作業用のプロジェクトのルートディレクトリを作ってください。

mkdir scalikejdbc-example
cd scalikejdbc-example

ここに build.sbt というファイルを作成して以下のような内容を記述してください。

scalaVersion := "2.11.6"

libraryDependencies ++= Seq(
  "org.scalikejdbc"  %% "scalikejdbc"  % "2.2.+",
  "org.slf4j"        %  "slf4j-simple" % "1.7.+",
  "com.h2database"   %  "h2"           % "1.4.+",
  "org.specs2"       %% "specs2-core"  % "2.4.9" % "test"
)

この状態で sbt console を起動してください。 scalikejdbc という package が import できるようになっていれば OK です。

$ sbt console
[info] Loading global plugins from /Users/seratch/.sbt/plugins
[info] Set current project to default-de841d (in build file:/Users/seratch/tmp/cookbok/)
[info] Starting scala interpreter...
[info]
Welcome to Scala version 2.11.6 (Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM, Java 1.7.0_15).
Type in expressions to have them evaluated.
Type :help for more information.

scala> import scalikejdbc._
import scalikejdbc._

scala> :q

[success] Total time: 8 s, completed Nov 9, 2014 10:35:46 PM
$

　これで準備が整ったので、次のセクションからは実際に ScalikeJDBC を使ったコードを試してみましょう。